消費財世界大手英蘭ユニリーバと、インドネシアのパーム油国営大手プルクブナン・ヌサンタラ(PTPN)は1月25日、現地のパーム油工場や小規模アブラヤシ農園の持続可能な事業運営を支援するためパートナーシップ覚書(MoU)に署名した。パーム油業界の「NDPE(森林破壊ゼロ、泥炭地ゼロ、搾取ゼロ)」実現に向け、小規模農家の生産性や生活水準の向上を目指す。
PTPNは、同パートナーシップを通じ、保有するミルやサプライヤー農家との接触をユニリーバに許可。ユニリーバが、経営資源や資金、技術を提供し、サステナビリティ認証の取得を支援する。ユニリーバはこれまでも「Produce-Protectモデル」として小規模農家のサステナビリティ向上を支援してきたが、PTPNとの連携はかつてない規模となる。
PTPNの持株会社PTPN III(Persero)が保有する土地の61%はアブラヤシ農園で、子会社10社が分割管理している。子会社のいくつかはすでにサステナビリティ認証を取得しており、ユニリーバの支援を受け、それを他の子会社にも展開していく。
【参照ページ】Unilever and PT Perkebunan Nusantara (PTPN) reach agreement to accelerate production of sustainable palm oil in Indonesia
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