【アメリカ】カルパース、現職理事長が理事選で落選。ESG反対派ペレス氏が当選 2018/10/09 最新ニュース

 米カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は10月4日、理事選挙結果を発表し、官公庁代表ポストは現職で現在カルパース理事長を務めるプリヤ・マサー氏が落選。コロナ警察局長と警察官協会会長を務めるジェイソン・ペレス氏が当選した。

 カルパースの最高意思決定機関である理事会は、13人の理事で構成。そのうち6人は選挙で選ばれ、政府代表、官公庁代表、学校代表、退職者代表が各一人ずつ、残り2人は横断的に選出される。任期4年。3人は政府機関からの指名で、州知事が2人、州議会が1人指名する。残り4人は、州政府高官が自動的に就任し、州財務長官、州会計長官、州人事長官と、州人事委員会代表者が選ばれている。各理事は、非常勤で理事職を兼務。マサー氏は、交通機関BARTで勤務している。

 今回の選挙は、官公庁代表の理事選挙。8月31日から10月1日まで投票が行われ、ペレス氏が56.78%、マサー氏が43.22%の得票率だった。ペレス氏は、ESG投資懐疑派。選挙キャンペーン中も、対抗馬であったマサー現理事長のESG投資政策を批判していた。マサー氏は、選挙キャンペーンや利益相反に関する違反行為で複数回罰金処分を受けており、その点が有権者から忌避されたと見られる。有権者がESG投資に対してどのように反応したかは定かではない。

 政府代表と学校代表のポストは、対抗馬が出ず現職が再選した。

【参照ページ】Perez Wins CalPERS Board Seat

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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