台湾経済部は1月30日、2019年の再生可能エネルギー固定買取価格を決定した。洋上風力発電の固定買取価格は、2018年11月の原案発表時には大幅に低下するとしていたが、今回引き下げ幅が縮小され、緩やかな引き下げに修正された。
【参考】【台湾】GWEC、台湾政府の洋上風力FIT価格大幅に引下げに反発。産業損なうと再考要求(2018年12月20日)
洋上風力の買取価格は、1kWh当たり5.8498台湾ドル(約20.8円)から5.5160台湾ドル(約19.6円)に下がる。しかし、原案では5.106台湾ドル(約18.2円)まで下げるとしていたため、減少幅が縮小された。それにより引き下げ率は、原案では12.71%だったが、最終決定では5.71%に抑えられた。急激な引き下げに反対していた風力発電国際業界団体の世界風力会議(GWEC)は、歓迎の意を表明した。
その他の電源の固定買取価格では、太陽光発電は設備容量によって異なり最も低いのは1,000kW以上の地上太陽光発電で4.1094台湾ドル(約14.6円)。陸上風力は、1,000kWから3,000kWは7.8759台湾ドル(約28.0円)、3,000kW以上はLVRT有が2.5438台湾ドル(約9.1円)、LVRT無が2.5124台湾ドル(約8.9円)。バイオマスは、1,000kW以上の嫌気性消化設備有が5.0874台湾ドル(約18.1円)、1,000kW以上の嫌気性消化設備無が2.5765台湾ドル(約9.2円)。ごみ発電は、1,000kW以上で3.8945台湾ドル(約約13.9円)。地熱発電は、1,000kW以上で5.1956台湾ドル(約18.5円)。
【参照ページ】經濟部召開再生能源電能躉購費率審定會,依法以公平、公正、透明及嚴謹之程序,完成108年度再生能源電能躉購費率審定
【参照ページ】GWEC statement on revision to proposed changes to Feed in Tariff in Taiwan
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