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【国際】SBTi、1.5℃特別報告書に鑑み承認基準を2019年4月から改定。既承認企業にも影響あり

 SBTi(科学的根拠に基づく目標イニシアチブ)は2月20日、4月から承認基準を改定すると発表した。2018年10月に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が「1.5℃特別報告書」を発表し、気温が産業革命前から1.5℃上昇しても大きな影響があることがわかったことから、IPCCが設定した「1.5℃シナリオ」もしくは「well-below 2°Cシナリオ」沿った目標設定を認定基準とする。一方、従来の「2℃シナリオ」目標では承認されなくなる。

【参考】【エネルギー】SBTイニシアチブとは何か 〜科学的根拠に基づく二酸化炭素排出量削減目標〜(2017年8月7日)
【参考】【国際】IPCC、「1.5℃特別報告書」発表。1.5℃気温上昇でも災害拡大、迅速な異次元アクション必要(2018年10月9日)

 SBTiは、気候変動情報開示を推進する機関投資家NGOのCDP、国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)と世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)によって2014年9月に設立され、この4団体が現在も事務局を務める。現在、SBTiから承認されている企業は160社を超える。また、今後2年以内に科学的根拠に基づく目標設定をコミットしている企業は他に約350社ある。

 今回の基準改定と同時に、SBTiが提供している目標設定支援ツールについても、今回の改定基準に適合する修正する。

 すでに承認を受けている企業も影響がある。SBTiは、最新の気候変動シナリオの状況を承認基準に反映させるため、5年毎の基準の見直しを2025年から義務化する。新基準に満たない既承認企業については、再承認手続きが必要となる。
 
【参照ページ】Science Based Targets initiative announces major updates following IPCC Special Report on 1.5°C

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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