インパクト投資推進の国際イニシアチブGlobal Impact Investing Network(GIIN)は4月3日、インパクト投資を定義する「インパクト投資の中核的特徴」を発表した。インパクト投資という言葉が使われることが増えるに伴い、業界団体であるGIIN自身がインパクト投資を再定義しようとしている。
今回、インパクト投資の特徴として4つを挙げた。
- 意図性:明確なインパクト目的を持って実施される投資であること。損害防止やリスク緩和目的に主眼があるものは除く
- 証拠に基づく投資設計:インパクト戦略設計上証拠やデータを活用する
- インパクト・マネジメント:インパクト測定と目的とするインパクトに適合するかの管理を必要とする
- 業界成長への貢献:測定したデータやインパクト等の知見を他社にも共有する
今回の定義では、「意図」「目的」という単語が強調されている。これまでインパクト投資の特徴は、インパクト測定を行うことと解されてきた。しかし、投資のインパクト測定については、通常の投資ポートフォリオについてもインパクト測定を行う傾向が欧米を中心に生まれてきている。今回GIINは、最初から特定のインパクトを意図していないものは「インパクト投資」ではないスタンスをとった。
【参照ページ】GLOBAL IMPACT INVESTING NETWORK’S CORE CHARACTERISTICS OF IMPACT INVESTING ESTABLISH DEFINITIVE BASELINE EXPECTATIONS FOR IMPACT INVESTING
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