独電力大手RWEは、石炭火力発電所新設の投資を停止する検討に入ったことがわかった。英紙ロイター通信が4月26日、報じた。ドイツでは近年、再生可能エネルギーとともに石炭火力発電や褐炭を用いた褐炭火力発電も建設が進んでいたが、RWEは脱石炭、再生可能エネルギーへと舵を切る模様。ドイツでは1月26日、政府の「石炭委員会」が2038年までに石炭火力発電所を全廃する答申をまとめていた。
【参考】【ドイツ】政府諮問委員会、2038年までの石炭火力発電全廃を答申。業界団体や労働組合側も合意(2019年1月31日)
【参考】【インタビュー】ドイツが掲げた2038年までの脱石炭火力 〜石炭委員会では何が議論されたのか〜(2019年2月20日)
RWEは2012年、独ニーダーアウセムで既設発電所のリプレースとして、現地生産の褐炭を用いた設備容量1.2GWの褐炭火力発電所建設を立ち上げたが、これも終了する方向。今後は、再生可能エネルギー分野で10GW分を開発しにいくことを検討しているという。
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら