アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは1月15日、インド・ニューデリーで開催した中小企業向けイベント「Amazon SMBhav Summit」の中で、インドの中小零細企業(MSMEs)に対する販売支援策として、今後5年間で10億米ドル(約1,100億円)を投資すると発表した。インド市場を強化するとともに、インドでの事業支持の基盤を整えにいく。
今回の発表は、アマゾン・インドでのマーケット・プレイス・サービス「Amazon Global Selling」で、インドの中小零細企業の輸出販売を増やすというもの。現在、アマゾン・インドには55万以上の事業者が出品しており、製造メーカーやブランド6万社以上が「メイク・イン・インド」製品として世界中に輸出販売している。今回の投資を通じて、2025年までにこれらの販売額を100億米ドル(1.1兆円)まで拡大したい考え。
今回、ベゾス氏は、目標達成に向け複数の策を発表した。まず、インドの地方都市や農村100ヶ所にサービス拠点「Digital Haats」を開設。Eコマース出品やカタログ作成、倉庫、物流、デジタルマーケティング、コンプライアンス等の一連のサービスを提供する。また、「Amazon Easy」プログラムでは、インドの小型商店「Kirana」に対し、アマゾンでの買物の仕方を消費者に教えることで手数料がもらえるサービスを実施。「I Have Space」プログラムでは、中小零細企業が、アマゾンで買物した商品の配送拠点となり、近所の消費者に配送することで手数料をもらえるサービスを展開する。
他にも、デジタル研修、ロジスティクス強化、AWSサービスの低額販売等を通じて零細・中小企業を支援していくとした。
【参照ページ】Amazon to invest US$ 1 billion to help digitize SMBs: Jeff Bezos
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