ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOは1月23日、世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」の場で、IPO時に女性取締役が1人以上いない企業に対し、主幹事を引き受けない方針を表明した。対象地域は米国と欧州で、7月1日にから方針を実行する。
ソロモンCEOは、理由について、過去4年間の上場実績で、女性取締役がいる企業の上場時パフォーマンスがいないよりも有意に良かったということを挙げた。2021年からは、女性取締役2人に基準を引き上げる。
同氏によると、直近でも全ての取締役が白人男性だった企業が欧米で60社上場した。上場企業の取締役では、過去にCEOやCFOの経験者から選定されることが多いため、女性取締役が少ない状況が繰り返される構造的問題を挙げた。ゴールドマン・サックスは、上場企業に対し、女性取締役候補を紹介していくという。
今回方針適用の対象外としたアジアでも、将来的には適用したいと考えている模様。
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