アフリカ開発銀行(AfDB)は3月27日、新型コロナウイルス・パンデミック対策を資金使途とするソーシャルボンドを30億米ドル(約3,300億円)発行した。年限3年。信用格付AAA。金利0.75%。発行額はソーシャルボンドとして史上最大。
アフリカでは45カ国で感染者数が3,000人を超え、急速に拡大している。医療分野への対策だけでなく、ロックダウンに備え、食糧や物流、経済対策に関する資金も今後必要になることが見込まれている。
アフリカ開発銀行は、2017年に策定したソーシャルボンド・フレームワークの中で、資金使途に医療を位置づけていた。同フレームワークは、Sustainalytics(サステイナリティクス)がセカンド・パーティ・オピニオンを提供し、国際資本市場協会(ICMA)のソーシャルボンド原則(SBP)との整合性を確認済み。
今回の発行に対しては、中央銀行、銀行、運用会社から多数の関心が集まり、総額46億米ドルの注文が入った。最終的な購入者は、中央銀行・公的機関(53%)、銀行(27%)、運用会社(20%)。地域別では、欧州37%、米州36%、アジア17%、アフリカ8%、中東1%。
【参照ページ】African Development Bank launches record breaking $3 billion “Fight COVID-19” Social Bond
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