
オンライン会議世界大手米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは3月27日、iOS用のZOOMアプリからフェイスブックにiOS端末情報を送信するコードを削除したと発表した。削除されたものにするには、最新版にアップデートする必要がある。フェイスブックへの許可なし情報提供が最近発覚し、批判を集めていた。
同社アプリケーションは、ユーザーがフェイスブックのアカウントを所有しているかに関わらず、端末のタイムゾーンや都市、アプリケーションの起動時刻等の情報をフェイスブックに送信していたという。原因は、フェイスブック・アカウント連携のログイン機能「Login with Facebook」を導入していたことによるもの。また、同機能についてズームのプライバシーポリシーには、明記していなかった。
ズームのエリック・ユアンCEOは3月27日、フェイスブック連携によるログイン機能は、フェイスブック提供のソフトウェア開発キット(SDK)を利用していたことを認め、SDKが不必要な情報を収集していることを知ったのは3月25日だったと伝えた。一方で、会議参加者や名前等の情報は収集されていないとも伝えつつ、謝罪もした。
同案件について、ロバート・カレン氏は3月31日、カリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所に同社を提訴。同原告は、同社の機能について、プライバシーポリシーへの明記なく、情報を送信する不適切なプログラム設計だと指摘。同州の消費者プライバシー州法に抵触すると主張している。
さらにズームは3月29日、個人から収集したデータの販売や、ズーム社内での各オンライン会議のモニタリング等は過去も現在も実施しないと言及。さらにプライバシーポリシーも改訂し、同社として会議に関する情報を収集していないことを明確にした。
4月1日には、一部で懸念の声が上がっていた動画暗号化についての細かい状況を説明し、懸念の払拭に努めている。さらに同日、世界中でZOOMアプリ活用が増えたことにより、サービスが不安定になる可能性があることを伝えた上で、実施してきた対策についても説明した。
【参照ページ】Zoom’s Use of Facebook’s SDK in iOS Client
【参照ページ】Zoom’s Privacy Policy
【参照ページ】A Message to Our Users
【参照ページ】The Facts Around Zoom and Encryption for Meetings/Webinars
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