穀物世界大手米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は5月19日、水消費量、埋立廃棄物量の2035年削減目標を発表した。水の消費量は原単位で10%削減。水リスクが高い地域では水削減計画を今後策定する。廃棄物は、再利用やリサイクルを増やし、90%以上を埋め立て以外の方法での処理する。
同社は2011年、2020年の環境フットプリント削減目標を、エネルギー使用量、二酸化炭素排出量、水使用量、埋立廃棄物量で設定。全て前倒しで達成されていた。今回の発表は、これに変わる2035年目標となる。
ADMは3月、2035年までに二酸化炭素排出量を総量で25%削減、エネルギー使用量では原単位で15%削減する目標も設定。再生可能エネルギー割合の増加、バイオマス燃料の活用、輸送車両の変更、設備の変更等で達成するとしていた。
同社のフワン・ルチアーノCEOは、新型コロナウイルス・パンデミックにより、環境フットプリントを削減することの必要性がさらに明確になったと語っている。
【参照ページ】NEW RESEARCH SETS OUT HOW TO ACHIEVE BREAKTHROUGH IMPACT TO END COCOA FARMER POVERTY
【参照ページ】ADM Advances Sustainability Commitments with Ambitious New Plan to Curb Global Greenhouse Gas Emissions, Energy Consumption
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