
米カリフォルニア州では、高温乾燥気候になる夏季に毎年大規模な山火事が発生しているが、2020年も同様に山火事が発生した。同州森林保護防火局によると、8月24日までに火事は7,012ヶ所で、合計61万ヘクタールの森林を焼失。そのうちの多くは落雷で着火した模様。同州知事には8月18日に非常事態を宣言し、山火事の規模は「歴史的な規模」と警戒感を強めている。
(出所)カリフォルニア州政府
山火事は、同州の山間部の各所で発生している。特に規模が大きいのは、サンノゼ近郊の「SCU Lightning Complex」、ナパ近郊の「NCU Lightning Complex」の2つ。それ以外のものも規模が大きくなっている。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のダニエル・スウェイン気象科学者は、近年、気候変動による潮風の強風下により、延焼規模が拡大していると分析している。
8月24日までに、倒壊・損傷した建物は1,779棟。死者は7人。避難者は10万人を超えている。サンフランシスコ周辺のベイエリアでは、消火活動に成功し、警報が解除された。
カリフォルニア州で発生する山火事は、落雷が主要な原因だが、同州では乾燥状態が激しく、雷雨が地上に届くまでに蒸発してしまい、乾燥状態の中で落雷する「ドライ・ライトニング」という現象が発生しやすい。例年、10月の冬の初めの嵐まで延焼することが多く、被害は拡大する可能性がある。
【参照ページ】Cal Fire Incidents
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