
国連食糧農業機関(FAO)と世界気象機関(WMO)は4月22日、気候変動によって増大する極暑が農業・食料システムに与える影響を科学的知見に基づいて包括的に分析した報告書を発表した。気温上昇により将来的に大幅な減収が予想されることを警告し、気候変動の緩和と適応を同時に進める必要性を訴えた。
気象学的には、極端高温は人為起源の気候変動と自然変動(エルニーニョなど)の相互作用によって発生する。温暖化により平均気温が上昇することで、同じ気象条件でもより容易に記録的高温が発生するようになり、これに短期的な気候変動が重なることで異常な熱波が形成される。さらに、海洋でも同様に海洋熱波が増加しており、水温上昇や酸素不足を通じて水産資源に大きな影響を与えている。
今回の報告書では、酷暑の将来変化については、気温上昇に対して非線形的にリスクが拡大することを定量的に示した。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)ベースの分析では、産業革命前からの平均気温上昇が1.5℃から2℃に拡大すると、…
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