国連グローバル・コンパクト(UNGC)は9月22日、第75回国連総会の場で、2月に発足したジェンダーの平等を推進するイニシアチブ「Target Gender Equality(TGE)」に、すでに250社以上の企業が加盟したことを公表した。
【参考】【国際】国連グローバル・コンパクト、女性ダイバーシティ目標設定イニシアチブを2020年に開始(2019年10月3日)
Target Gender Equalityは、UNGNとGlobal Compact Local Networks(GCLN)が協力し、企業のジェンダー平等を高めるため、各職階での女性比率を高めるための達成時期を定めた定量目標を設定することを目標としている。同イニシアチブは、加盟企業支援するため、Catalystと提携し、企業のキャパシティビルディング・ワークショップのやガイダンスの開発を行っている。また同イニシアチブは、アパレル世界大手米フィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)と化粧品大手ブラジルのNatura & Coがスポンサーとして活動資金を提供。すでにUNGCの地域支部のうち日本を含む世界19カ国で活動が開始された。
国連のデータによると、ジェンダー平等の実現を目指し、期限を定めた上で測定可能な目標を設定している企業は30%未満。国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標5は、ジェンダーの平等を定めており、ターゲット5.5では「政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する」を掲げている。SDGs参加企業は、10年間後に向けて、より明瞭で数値化された取り組みを今から実施することが求められる。
【参照ページ】More than 250 companies take action to advance women’s leadership and equality
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