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【アメリカ】フェイスブック、カリフォルニア州最大のコミュニティ住宅基金設立。貧困層向け155億円

 IT世界大手米フェイスブックは12月9日、米カリフォルニア州最大のコミュニティ住宅基金を新たに設立すると発表。アフォーダブル住宅(低価格住宅)を最低2,000世帯建築するため、同基金を通じ、1.5億米ドル(約155億円)を寄付する。カリフォルニア州は地価が高騰しており、元々の住民にとって住環境が悪化している。

 同基金の設立は、低価格住宅の提供を推進する地域共同コミットメント「Partnership for the Bay’s Future」の一環。フェイスブックは2016年、低価格住宅提供基金「Catalyst Housing Fund」を立ち上げ、同社本社近郊に低価格住宅600世帯を建設した。2019年には、同州ベイエリアの低所得者層向けに低価格住宅を10億米ドル(約1,035億円)分提供するコミットメントを設定。新型コロナウイルス・パンデミックに伴い、同取り組みは必要不可欠になったと強調した。

 同地域では、貧困層向けの住宅が不足しているにもかかわらず、貧困層向け住宅建設の資金源がほぼなく、同基金を通じた改善が期待される。低価格住宅の提供対象は、カリフォルニア州サンタクララ、サンフランシスコ、サンマテオ、アラメダ、コントラコスタで、同地域の所得中央値を30%超下回る貧困層。サンタクララのホームレス撲滅NGO「Destination: Home」は、同基金へ500万米ドル(約5億円)の寄付を行っており、基金の資金の3分の1は、サンタクララに割り当てられる。

 同基金は、米国最大のコミュニティ開発金融Local Initiative Support Corporation」が管理。同基金による投資は、Local Initiative Support CorporationとDestination: Homeの諮問委員会、ホームレス経験のあるコミュニティ在住の個人が監督する。

 同基金は、今後数ヶ月以内にサンノゼで低価格住宅123世帯を提供するプロジェクト「First CommunityHousing」に資金提供予定。居住者には、オンサイトサポートも提供され、サンタクララでバスとライトレールを無料利用できる年間VTA SmartPassが付与される。また今後12ヵ月間、同地域を対象に少なくともプロジェクト5本に資金提供予定。2026年までに1.5億米ドル(約155億円)すべての寄付する。

【参照ページ】Facebook Invests $150 Million in Affordable Housing for the Bay Area

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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