世界経済フォーラム(WEF)の透明性と腐敗防止に関するグローバル・フューチャー・カウンシルは12月8日、国際腐敗防止デーに合わせ、腐敗防止の実行フレームワーク「Agenda for Business Integrity」を発表した。企業でレベルの高い腐敗防止を導入するための4つのステップを提示した。
同フレームワークは、世界90社以上のCEOが加盟するWEFの腐敗防止イニシアチブ「Partnering Against Corruption Initiative(PACI)」向けに作成されたものだが、他の企業にも導入を推奨している。
PACIは2004年に発足、現在の加盟企業は、シティグループ、HSBC、スタンダードチャータード、UBS、マスターカード、ウォルマート、グーグル、マイクロソフト、インフォシス、マンパワー、BASF、SABIC(サウジアラビア基礎公社)、ヤラ・インターナショナル、フィリップス、ABB、シーメンス、シンジェンタ、ユニリーバ、コカ・コーラ・カンパニー、ABインベブ、ロイヤル・ダッチ・シェル、レプソル、トタル、エネル、Eni、エクイノール、グレンコア、アングロ・アメリカン、バッテンフォール、イベルドローラ、エコラボ、マヒンドラ&マヒンドラ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、ノキア、マリオット・インターナショナル、エデルマン、アクセンチュア、KPMG、EY、デロイト、PwC等。日本企業では三井住友銀行(SMBC)が加盟している。
透明性と腐敗防止に関するグローバル・フューチャー・カウンシルは、トランスペアレンシー・インターナショナルとウイルソン・センターが共同議長を務め、WEF、PACI、Lisa Ventura、Practice Leadの4者が委員として参画している。
今回策定のフレームワークは、コンプライアンスを超えた倫理とインテグリティへのコミット、継続的な改善を実行する企業文化とインセンティブの強化、データに関する腐敗防止検知テクノロジーの活用、スケールを大きくするための集団アクションの支持の4つ。各々について、より細かい推奨アクションを整理した。
【参照ページ】World Economic Forum Launches An Innovative Framework on Anti-Corruption Day
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