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【デンマーク】カールスバーグ財団、気候変動耐性作物研究に3億円拠出。気候変動適応の一環

 飲料世界大手デンマークのカールスバーグのカールスバーグ財団は1月12日、気候変動適応の一環として、気候変動に耐性があり高い収量と栄養価を持つ作物の研究プロジェクトに、カールスバーグ研究所からの1,950万デンマーククローネ(約3.3億円)の寄付を発表した。

 今回の寄付対象の研究は、カールスバーグ研究所が実施しているカールスバーグのビールブランド「Semper Ardens」向けのプロジェクト。将来的に、気候変動に伴う旱魃や人口増加の中でも、耐病性が高く、持続可能な食品生産を可能にする方法を探る。同研究では、デンマークのコペンハーゲン大学・合成生物学センター、豪クイーンズランド大学・クイーンズランド農業食糧革新同盟、米Land Institute等と協働する。

 同研究では、旱魃の影響を受ける地域において、理想的なでんぷんやたんぱく質源となる一年生作物のモロコシ属を対象に指定。検体には、先行研究の500倍に当たる50万株を栽培し、作用遺伝子を特定する。具体的には、たんぱく質、炭水化物、細胞壁、その他物質の形成状況を調査。旱魃耐性、耐病性、収穫量、栄養価に重要な遺伝子を特定し、モロコシ属の特性を改善する遺伝的変異を発見する。遺伝的変異は、カールスバーグ研究所で開発したライブラリや、効率的で対象を絞った遺伝子スクリーニングプラットフォームを活用し、識別する。

 また、同研究では、土壌中の二酸化炭素蓄積を促進しつつ、根が大きくなることで栄養価も大きくできる、多年生作物の高速生産の可能性も調査。高収量品種における形質を司る重要な遺伝子の特定を目指す。

【参照ページ】The Carlsberg Foundation grants DKK 19.5 million to Crops for the Future research project

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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