持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は3月15日、電力会社の長期ロードマップを示した「電力業界のためのSDGロードマップ」を発表した。日本企業を含む世界11社が作成した。
WBCSDは、セクター毎のSDGロードマップ作成作業を進めており、電力会社向けは1年半をかけて完成させた。今回のロードマップを作成したのは、エネル、エンジー、イベルドローラ、EDF、EDP、アクシオナ、CLP、セルシア、ブラジル電力(Eletrobras)、タタ・パワー、関西電力。
今回のセクターロードマップは、発電、送配電、小売までの全体を対象としている。策定したのは全部で7項目。各々の項目については、具体的なインパクト目標が定められている。
- 気温上昇を1.5℃に抑えるための電力業界の脱炭素化
- 電力システムの柔軟性、レジリエンス、効率の強化
- 安価、信頼性、持続可能性を担保する近代的な電力へのアクセスを世界中の人に提供
- 従業員のダイバーシティとインクルージョンの確保
- エネルギー転換において誰一人取り残されない状況を作り、人権を保護
- 生態系の保護、保全、持続可能な使用の促進と、生物多様性ネットポジティブの実現
- 電力セクターのサーキュラーエコノミー化の加速
【参照ページ】A new standard for electric utilities to maximize progress towards the SDGs
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら