米内務省は5月11日、全米初の大規模洋上風力発電プロジェクト「ビンヤード風力発電所1号」を承認した。同日、公式決定書類となる「決定記録(ROD)」を発行した。同発電所の設備容量は800MW。
ビンヤード風力発電所は、スペイン電力大手イベルドローラの米子会社アバングリッド・リニューアブルズと、デンマーク投資ファンドのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)が50%ずつ出資。場所は、マサチューセッツ州ケープコッドの南沖24km。内務省から約6.5ヘクタールの土地をリースし、13MW機を約60台設置する考え。発電後は海底ケーブルで、ケープコッドに送電し、ニューイングランド地方に供給できるようにする。
今回のプロジェクトは、総工費は28億米ドル(約3,000億円)。3,600人分の雇用創出効果を見込む。商業運転開始は2024年までを目指している。
米バイデン政権は3月、洋上風力発電を2030年までに30GW、2050年までに110GWとの政策目標を掲げた。
【参考】【アメリカ】政府、洋上風力発電を2030年までに30GW、2050年までに110GW。雇用創出につなげる(2021年3月30日)
【参照ページ】Biden-Harris Administration Approves First Major Offshore Wind Project in U.S. Waters
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