国連責任銀行原則(PRB)の生物多様性ワーキンググループは6月24日、PRB署名機関向けの「生物多様性目標設定ガイダンス」を発行した。生物多様性への関心が高まる中、早くもPRBがガイダンス発行に漕ぎ着けた。
【参考】【国際】国連責任銀行原則、署名機関数が200に到達。日本は7社。11のワーキンググループも活動中(2020年12月6日)
同ワーキンググループの構成機関は、HSBC、ナットウェスト、BNPパリバ、ナティクシス、クレディ・スイス、ABNアムロ、ING、ラボバンク、SEB、ナショナル・オーストラリア銀行、新韓金融グループ、ファーストランド等。日本企業はゼロ。
同ガイダンスは、国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)と、自然資本と社会資本のインパクトガイダンス策定国際団体Capitals Coalition(資本連合)が2020年に発行した自然資本プロトコル(NCP)の補助ガイダンス「生物多様性ガイダンス」をPRBとして銀行向けに詳細化したもの。
【参考】【国際】Capitals Coalition、企業・金融機関向け「生物多様性ガイダンス」発行。EUも支援(2020年10月8日)
同ガイダンスでは、投融資ポートフォリオでのセクター毎の生物多様性の評価の関するアプローチ手法やKPIの例等を紹介。またケーススタディとして、ING、クレディ・スイス、ラボバンク、三菱UFJフィナンシャル・グループの4社の例が紹介されている。
【参照ページ】GUIDANCE ON BIODIVERSITY TARGET-SETTING
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