信用格付世界大手英フィッチ・レーティングスは9月15日、サステナブルボンド(ESG債)やサステナブルローン向けのESG格付サービスをリリースした。先行してサービス展開しているS&Pグローバルやムーディーズと同様の路線を打ち出す形となった。
同社は2020年9月、株式向けのESG評価サービス「ESG Relevance Scores Data」の提供を開始。世界約10,000社のスコアリングを行っている。今回新たに債券向けの評価サービスを立ち上げた。
債券のESG格付では、国際資本市場協会(ICMA)やEUグリーンボンド基準との整合性を確認する。対象は、グリーン、ローン、サステナビリティ、サステナビリティ・リンク型の債券とローンの双方。債券だけでなく、発行体レベルでの格付も行う。一般債券(SB)やプロジェクトファイナンスのESG格付も行う。
格付では、発行体格付、債券格付、フレームワーク格付の3つの柱で構成。複合的に評価する。
【参照ページ】フィッチ・グループ、Sustainable Fitchの創設とESG 格付プロダクトの導入を発表 【参照ページ】Fitch Solutions Launches New Fitch Ratings ESG Relevance Scores Data Product