世界知的所有権機関(WIPO)は10月2日、世界132ヶ国のイノベーション能力を分析したランキング「グローバル・イノベーション・インデックス」の2021年結果を発表した。日本は2019年に15位、2020年に16位、2021年は13位で3つ順位を上げた。
同ランキングは、80項目のデータで総合ランキングを構成。評価観点には「法規制」「人材・研究」「インフラ」「市場の成熟度」「企業の成熟度」「ナレッジやテクノロジーの産出」「クリエイティブの産出」の7つがある。
- スイス
- スウェーデン
- 米国
- 英国
- 韓国
- オランダ
- フィンランド
- シンガポール
- デンマーク
- ドイツ
- フランス
- 中国
- 日本
- 香港
- イスラエル
- カナダ
- アイスランド
- オーストリア
- アイルランド
- ノルウェー
首位は11年連続でスイス。「ナレッジやテクノロジー産出」で1位、「クリエイティブ産出」「インフラ」で2位、「企業の成熟度」で4位、「市場の成熟度」と「人材・研究」で6位と、幅広い項目で上位に付けた。
一方、13位の日本は、「法規制」で7位、「インフラ」で9位、「企業の成熟度」で10位「市場の成熟度」で15位が比較的高かったが、「クリエイティブ産出」が18位、「人材・研究」が20位が足を引っ張った形となった。特に大学や大学院の高等教育が87位、イノベーションへの全体投資額が51位と低く、実績面でもICTサービスの輸出額が89位、海外直接投資(FDI)も118位と、教育と投資の面でイノベーションを促進できていないことがわかった。
アジア地域では、韓国が10位から5位に躍進。シンガポールと中国も日本よりも上位に付けた。
【参照ページ】Release of the Global Innovation Index 2020
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