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【国際】シェル、スコープ1と2で2030年に50%減へ。注目のスコープ3目標は消極的

 エネルギー世界大手蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは10月27日、2030年にスコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量を2016年比で50%減とする目標を発表した。但し、同社の排出量の大半を占めるスコープ3での目標は、石油・ガスからの排出量を年間最大5,500万t削減するというにとどめた。

 他の目標では、廃プラスチック・リサイクル能力を2025年までに年間100万t。2035年までにクリーン水素の売上で世界シェア10%以上も掲げた。また、2035年までに炭素回収・貯留(CCS)で年間2,500万tの二酸化炭素排出量を固定、自然を軸としたソリューション(NbS)も2030年までに年間最大1.2億t固定も打ち出した。再生可能エネルギーも2030年までに発電量560TWhの目標を設定した。天然ガスは2030年までに市場シェア20%超えを目指す。

 同社に対しては、オランダのハーグ地方裁判所が5月、スコープ1とスコープ2で2030年までに二酸化炭素排出量を2019年比45%以上削減、さらにサプライヤーと製品販売でのスコープ3の排出量も同様に2030年までに2019年比45%以上削減することを命じる判決を出している。今回の発表は、スコープ1とスコープ2については判決に従う姿勢を見せたが、同社は判決を不服とし、控訴する構え。

【参考】【オランダ】ハーグ地裁、シェルにCO2の2030年45%減を命令。NGO提訴。生存権侵害(2021年5月28日)
【参考】【オランダ】シェルCEO、ハーグ地裁の判決に不服も、CO2削減の加速で顧客と協働する意思を強調(2021年6月14日)

【参照ページ】THIRD QUARTER 2021 RESULTS

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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