米財務省外国資産管理局(OFAC)は6月2日、ロシアに対する追加経済制裁を発動。個人及び法人の制裁対象リストを増やした。同時に、国務省と商務省も個人・法人制裁対象を追加している。
OFACの追加発動では、ロシア政府と関係の深いヨット仲介事業者、複数のロシア政府高官、プーチン大統領の海外資産の管理人であるプーチン側近で資金管理人のセルゲイ・ロルドゥギン氏を対象に指定。また、ロシア政府と関係の深いヨットと航空機も対象物件として制裁対象に追加した。
国務省の決定では、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官、セヴェルグループ指導者でロシアで最も裕福な一人アレクセイ・モルダショフ氏、オリガルヒやエリートの家族等5人に制裁を課した。商務省の決定では、ロシアとベラルーシに所在する71の法人を制裁対象となる「エンティティ・リスト」に追加した。
制裁教会では、EU理事会も同様に6月3日、制裁対象の拡大を発動。また、欧州委員会と米商務省は6月3日、ロシアに対する輸出規制の執行に関する連携強化で合意。定期的に意見交換するとともに、横流しネットワークに関する情報共有の拡大、捜査の支援で一致している。早くも来週、詳細内容に関する追加協議が行われる予定。
【参考】【EU】EU理事会、対ロシア・ベラルーシ第6次経済制裁パッケージ決議。調整に1ヶ月(2022年6月4日)
【参照ページ】U.S. Treasury Severs More Networks Providing Support for Putin and Russia’s Elites
【参照ページ】EU and US agree to strengthen coordination on the enforcement of export controls on Russia
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