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【日本】出光興産、山口製油所の廃止決定。カーボンニュートラル時代対応。秋田では地熱も

 出光興産は6月14日、西部石油株式会社の株式を取得し子会社化するとともに、2024年3月を目途に西部石油の山口製油所の精製機能を廃止すると発表した。

 今回の背景について、同社は、新型コロナウイルスの影響や、世界的なカーボンニュートラルの潮流によって更なる石油需要の減少が見込まれると説明。総合的に検討した結果、同社の石油製品製造・供給体制の見直しは不可欠と判断したという。

 西部石油の株主構成は、出光興産38.00%、UBE11.00%、中国電力10.79%、商船三井5.00%、みずほ銀行5.00%。今回の株式取得で、出光興産の比率は66.90%となる。石油関連製品の引取数量は年約500万kl。ガソリンの生産量は年150万klで、出光石油グループ全体のおよそ1割を占めていた。

 山口製油所は、高度経済成長期の大規模石油精製プラントとして、1969年に操業開始。山口製油所の跡地は、油槽所機能、備蓄事業、太陽光発電事業等を継続。新規事業開拓も検討する。

 また、出光興産は6月6日には、INPEX及び三井石油開発とともに、秋田県湯沢市での地熱発電所「かたつむり山発電所」の建設計画に入ることも発表。2027年3月の運転開始を予定しており、設備容量は14.99MW。すでに石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成を受けており、さらに債務保証の支援も受ける予定。

【参照ページ】西部石油株式会社の株式取得(子会社化)とその関連事項についてのお知らせ
【参照ページ】秋田県湯沢市における地熱発電所の建設について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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