小売大手豪コールズは10月25日、オーストラリア・クイーンズランド州南東部で、店舗から消費者自宅へのドローン配送サービスの試験導入を行うと発表した。IT世界大手米グーグル傘下のドローン配送ウィングと協働する。小売大手での店舗から家庭へのドローン配送はオーストラリアで今回が初。
ウィングは、約1年前からクイーンズランド州ローガンにあるグランドプラザの屋上から、消費者への宅配サービスを開始済み。またコールズとの協働でも、3月に実施したキャンベラでの実証プログラムで5,000件以上のドローン配送を成功させた。配送したものは、青果、牛乳、パン、卵、菓子類、スナック、飲料等。今回満を持して、店舗から消費者自宅へのドローン配送の本格導入に向けた最終チェックを行う。
試験導入の手法は、まず、消費者は、ウィングのアプリをダウンロードし、住所を入力、商品をカートに追加して注文。ゴールドコースト郊外のオームービレッジ・ショッピングセンター内のコールズ小売店舗の駐車場に設置された配送ドローン用エリアで、コールズの従業員が、注文の処理と梱包、ウイングの従業員が荷物の積載と配送サービス運営を担う。商品到着後は、ドローンが空中でホバリングし、配送先でゆっくりと地面に荷物を降ろし、非接触で配送を完了。配送時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後4時30分まで。対象地域は近隣の消費者。
扱う商品は、食料品でまず開始。今後、段階的に他の地域にも拡大し、パン、生鮮食品、コンビニエンス・フード、スナック、ヘルスケア用品、日用品等、同社小売で最も人気の高い500品目を対象にしていく。
【参照ページ】Coles takes groceries to new heights with Australias first-ever store-to-door drone delivery service
【画像】Coles
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