英小売大手セインズベリーは2月22日、全牛挽肉商品で、従来のプラスチックトレーを廃止し、真空パック包装を導入すると発表した。プラスチック消費量を1商品当たり55%以上削減できる見通し。年間での削減量は450tにもなる。
同社は、2025年までにプライベートブランド(PB)商品でのプラスチック包装・容器の使用を50%削減させるのが目標。今回のアクションもその一環。店頭とオンラインの双方で転換する。
今回の包装では、真空パック化することで、腐敗を予防。牛挽肉の量は変えずにサイズを小型化することで、冷蔵庫や冷凍庫で保存しやすくした。
同社はすでに、英国のスーパーマーケットとして初めて、青果物のばら売りやベーカリー商品のプラスチック包装の廃止等を展開。自社ブランドのヨーグルト、生クリーム、サワークリーム、クリーム、カッテージチーズ、カスタード、ディップポットの使捨てプラスチック蓋を廃止し、年間7,100万個のプラスチックを削減すると発表している。9月には、自社ブランドのコーヒーポッドシリーズを完全にリサイクルできるようにもした。
【参考】【イギリス】セインズベリー、PB商品で保管用使い捨てプラの蓋廃止。再利用可能な蓋も販売(2022年12月15日)
【参照ページ】Sainsbury’s first UK retailer to vacuum pack all beef mince saving 450 tonnes of plastic each year
【画像】Sainsbury’s
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