ボランタリー・カーボンオフセット市場の国際ルール策定イニシアチブ「ボランタリーカーボン市場インテグリティ・イニシアチブ(VCMI)」は9月27日、カーボン市場・気候ファイナンスに関する西アフリカ諸国連合(WAA)とのパートナーシップ締結を発表した。西アフリカでのカーボン市場を活性化する。
VCMIは、英政府と英慈善団体Children's Investment Fund Foundationが2021年に発足。今ではカーボン市場のデファクト国際ルール策定を担う存在となっている。VCMIは、アフリカで高品質のカーボンクレジット創出に資金を投ずることで、アフリカ経済の発展にも寄与すると考えており、同時に、西アフリカ諸国の国別削減目標(NDC)達成にも資するとしている。
【参考】【国際】カーボンオフセット市場のルール策定イニシアチブVCMI、発足。複数国政府が支持表明(2021年8月4日)
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの取得申請開始。VCMI主張実践規範はCCPラベル取得を実質義務化(2023年9月17日)
一方、WAAは、西アフリカ16ヶ国政府が集い、2017年に発足。西アフリカでのカーボンクレジット創出による経済発展を狙っている。
VCMIとWAAは、今回のパートナーシップの目的として3つを掲げた。まず、WAA加盟国のエンパワーメント。WAA加盟国が、世界のカーボン市場にアクセスできるようにし、資金動員を実現していく。2つ目が、品質の高いカーボンファイナンスの促進。3つ目が、市場アクセスの促進。
【参照ページ】Voluntary Carbon Markets in West Africa: New Partnership between VCMI and WAA announced
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