飲料世界大手蘭ハイネケンと総合電機世界大手独シーメンスは1月16日、カーボンニュートラル化に向けたプログラムで協働すると発表した。2025年までにハイネケンのビール工場とモルトハウス15カ所以上で、エネルギー消費量と二酸化炭素排出量を50%削減することを目標として掲げた。
ハイネケンは、スコープ3を含むバリューチェーン全体での2040年カーボンニュートラル達成を目標として掲げており、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から、FLAG(森林・土地・農業)目標を含むネットゼロ・スタンダード基準での承認を得ている。また2030年までには、スコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラルも目標。今回のアクションはその一環。
【参考】【国際】ハイネケン、FLAG含むネットゼロ・スタンダードでSBTi承認。ビールメーカー世界初(2023年9月22日)
ハイネケンは今回、シーメンスのDX推進プラットフォーム「Siemens Xcelerator」を導入。5年間の性能モニタリング・サービス契約を締結し、再生可能エネルギーによるヒートポンプで冷却と熱生産の電化に加え、最適化アルゴリズムによる省エネ化を進める。これにより、アジア太平洋、南北アメリカ、欧州にある同社ビール工場とモルトハウス15カ所以上でのエネルギー消費量を削減。対象拠点は今後拡大予定。
【参照ページ】HEINEKEN selects Siemens for multi-phase decarbonisation program at breweries and malt houses
【画像】HEINEKEN
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