
EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会は5月30日、改正水銀規則案を可決した。同EU規則案はすでに欧州議会を通過しており、同DU規則が成立した。官報掲載の20日後に発効する。
【参考】【EU】EU理事会と欧州議会、水銀規則改正で政治的合意。歯科用アマルガムを禁止へ。火葬場での放出も規制(2024年2月10日)
EUの現行の水銀規則では、15歳未満の小児及び妊娠中または授乳中の女性の歯の治療に歯科用アマルガムを使用することは禁止されているが、今回の改正により、2025年1月1日から禁止対象がEU域内の全ての人に拡大された。但し、患者の特定の医療ニーズに対応するために歯科医師が歯科アマルガムの使用が厳密に必要であると判断した場合は例外的に認められる。
さらに歯科用アマルガムの輸出を2025年1月1日から禁止、EU域内での製造及び輸入も2026年7月1日から禁止となる。水銀ランプでも、2025年12月31日から2026年12月31日にかけ、6種類の水銀含有ランプが段階的に製造・輸出入禁止となる。
【参照ページ】Council signs off on measures to make the EU mercury-free
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