
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は7月30日、世界規模で気候ファイナンスと再生可能エネルギーの取り組みを拡大するため、国連気候変動枠組条約第28回ドバイ締約国会議(COP28)で発足した世界気候金融センター(GCFC)との戦略的パートナーシップの締結を発表した。
GCFCは、COP28後も世界の気候ファイナンスと再生可能エネルギーを促進するために発足。「研究、政策、イノベーション」「アドバイザリー及びステークホルダーエンゲージメント」「気候ファイナンスアカデミー」の3つをテーマに気候ファイナンスと再生可能エネルギーの促進するためのエコシステムの構築を目指す。
創設メンバーは、グラスゴー金融同盟(GFANZ)、世界銀行、ブラックロック、チルドレンズ・インベストメント・ファンド(CIFF)、HSBC、Ninety One、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)、アブダビ国営投資会社(ADQ)、マスダール。
今回の発表は、市場調査、キャパシティ・ビルディング、実践プラットフォーム、共同イニシアチブ等の様々なワークストリームでIRENAとGCFCの相乗効果を狙うもの。気候ファイナンスの規模、アクセシビリティ、アフォーダビリティを高める革新的なソリューションを推進することが目的。
今回の発表では、3つのワークストリームを共同で実施するとした。1つ目は研究とイノベーション。世界的な気候ファイナンス資金フローを促進するようなテーマについて市場調査と分析を行う。
次に、キャパシティ・ビルディングと技術支援。現地のケーパビリティを強化することで気候変動の解決策の拡大を支援する。具体的な支援内容は、再生可能エネルギーと関連インフラの政策・規制の枠組み構築の支援、プロジェクトパイプラインの開発に必要な金融スキル等。
最後に、関連イニシアチブへの協力と資金調達。2023年9月にIRENAが、ケニア、デンマーク、ドイツ、アラブ首長国連邦(UAE)と共同で発足した、アフリカにおける再生可能エネルギー拡大のためパートナーシップ「Accelerated Partnership for Renewables in Africa(APRA)」や、GCFC主催のアフリカグリーン投資イニシアチブ(AGII)を通じたアフリカでのエネルギー移行支援に関する支援等を行う。資金調達では、各ステークホルダーとの投資機会のマッチング、ワークショップ等を共同開催する予定。
【参考】【アフリカ】IRENAの途上国再エネ促進プロジェクトにAfrica50加盟。累計金額6730億円へ(2024年7月3日)
【参照ページ】The Global Climate Finance Centre and IRENA Join Forces to Accelerate Global Climate Finance and Renewable Energy Initiatives
【参照ページ】Global Climate Finance Centre
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