
ブラジル食品大手JBSの米国法人JBS USAは9月18日、サウスカロライナ州バイオガス生産GreenGasUSAとの間で戦略的パートナーシップを締結したと発表した。JBSの既存のメタン回収能力をベースに、メタン回収とRNG生産の最大化を目指す。
今回の提携では、GreenGasUSAのオンサイトガス改良システムをJBSの牛肉・鶏肉加工施設に設置。JBS施設の廃水から回収したバイオガスから再生可能天然ガス(RNG)を生産し、既存の天然ガスパイプラインでエンドユーザーに供給する。第1弾として、同社子会社ピルグリム・プライドがサウスカロライナ州サムターに持つ加工施設が2025年初頭に、ネブラスカ州グランドアイランドとユタ州ハイラムのJBS施設が2025年末に設置完了を予定している。
これらの施設でRNGを生産することで、年間で石炭2600万ポンドの燃焼に相当する温室効果ガス排出量を削減することができる見通し。また、周辺地域の大気・水質の改善、再生可能天然ガスの流通を通じた再生可能エネルギー市場の支援も期待されている。
同社は2019年以降、JBS施設の有機廃棄物から排出されるメタンを除去、もしくは回収・破壊する25以上のプロジェクトをグローバルで展開している。回収したバイオガスを自家発電燃料に活用するプロジェクトも実施している。これらの効果の合計では、年間60万t以上の温室効果ガス排出量が削減されている。
【参照ページ】JBS USA and GreenGasUSA Partner to Transform Renewable Natural Gas Production
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