
国際的な低炭素推進機関投資家イニシアチブ「Investor Agenda」は10月30日、機関投資家向けの気候アクションプラン策定ガイドライン「投資家気候アクションプラン(ICAPs)期待ラダー」の実勢ガイダンスを改訂した。Investor Agendaは、実践ガイダンスの初版を2022年7月に発行している。
Investor Agendaは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、国連責任投資原則(PRI)、CDP、及びGlobal Investor Coalition on Climate Change(GIC)構成4機関のIIGCC、AIGCC、IGCC、Ceresの計7団体で構成。パリ協定整合のアクションを投資家に普及させることをミッションとしている。
「投資家気候アクションプラン(ICAPs)期待ラダー」は、機関投資家を、ネットゼロ・スタンダード目標設定機関を「ティア1」、反対に気候変動を考え始めたばかりの機関を「ティア4」と4段階に概念区分し、各々の状況に応じて採るべきアクションを提示。実践ガイダンスは、期待ラダーの実行に関するガイダンスとなっている。
今回の改訂では、期待ラダーが2023年7月に改訂され、森林破壊ゼロに関する事項が追加されたことを踏まえ、内容を更新。また、全体の内容も期待ラダーと整合するよう修正された。また、過去約2年間の基準策定機関の動向を踏まえ、リソースの追加、URLの変更、最新の科学データの追加等がなされた。
【参考】【国際】Investor Agenda、投資家向け「気候アクションプラン期待ラダー」改訂。森林破壊ゼロ強化(2023年7月16日)
【参照ページ】Founding Partners of The Investor Agenda release updated guidance for investors to accelerate ambitious Investor Climate Action Plans
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