
国際NGOのStand.earthの研究グループ(SRG)は12月11日、米テキサス州パーミアン盆地で採掘された石油・ガスと、アパレル業界の化学繊維サプライチェーンのつながりを特定した「Fracked Fashion Map」を公開した。
【参考】【アメリカ】エクソンモービル、石油ガス生産量を2030年までに日量80万バレル増強(2024年12月12日)
SRGは今回、税関データ、輸出入データ、企業の10-K書類、サプライヤー開示書類、投資家向けプレゼンテーション資料を用いて、サプライチェーンを推定。テキサス州から複数の国へのサプライチェーン、エタンからポリエステルへの転換、衣料品の生産のマテリアルフローを把握し、最終的に107の大手ブランド企業につながっていると判断した。
パーミアン盆地で採掘される天然ガス液(NGL)から得られるエタンは、ポリエステルの主要原料で、世界の繊維生産の57%を占めている。アパレル業界は世界の温室効果ガス排出量の2%から8%を占め、そのうち原材料が20%以上を占める。さらに、合成繊維は、現在、アパレル繊維の3分の2以上を占めているが、2030年までに73%まで増加すると予想されている。
SRGは、最大の「炭素爆弾」としてパーミアン盆地に着目。「炭素爆弾」とは、石油やガス等の化石燃料採掘プロジェクトのうち、埋蔵量が完全に採掘・燃焼されると1Gt以上の温室効果ガス排出量となるプロジェクトのことで、全米で170カ所以上ある。バーミアン盆地は、最も潜在的な排出量が多く、27.8Gtもの排出が予想されている。
【参照ページ】Investigation finds 100+ fashion brands rely on Texas oil and gas fracking
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