
米再生プラスチック開発ループ・インダストリーズは12月13日、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルが7月に買収したオルタナティブ運用会社リード・ソシエテ・ジェネラル・グループ(旧リード・マネジメント)から転換権付配当優先株式で1,000万ユーロ(約16億円)の出資を受けたと発表した。同時に、同社としてリード・ソシエテ・ジェネラル・グループに対し、初の技術ライセンス供与も決めた。
ループ・インダストリーズは、100%再生PET(ポリエチレンテレフタレート)と、テキスタイル・トゥ・テキスタイル(T2T)型のポリエステル繊維を製造する事業を持つ。一方、ソシエテ・ジェネラルは2023年9月、エネルギー転換、自然を軸としたソリューション(NbS)、インパクト分野に10億ユーロを投資する戦略を発表し、2024年7月には2.5億ユーロでリード・マネジメントの株式75%を獲得している。
リード・ソシエテ・ジェネラル・グループは今回、エネルギー転換スタートアップ分野への投資戦略として、ループ・インダストリーズの技術に着目。契約した転換権付配当優先株式では、年限5年で1株当たり4.75米ドルでループ・インダストリーズの普通株に転換可能もしくは現金で償還可能。13%のPIK(繰延利息)の配当金も設定されている。
さらに出資とは別に、技術ライセンスに初回で1,000万ユーロ、さらにマイルストーン毎に追加の支払いを行う契約も締結。技術ライセンスは、欧州の工場での100%再生PETの生産ライセンスで、リード・ソシエテ・ジェネラル・グループが90%、ループ・インダストリーズが10%を保有する欧州の合弁会社に供与される。また将来2カ所目以降の工場を建設することも可能だが、その際には追加でループ・インダストリーズから技術ライセンスを購入する必要がある。ループ・インダストリーズは、合弁会社に対する出資比率を、各工場について最大50%まで引き上げるオプションを保有する
ループ・インダストリーズは、リード・ソシエテ・ジェネラル・グループからの資金を活用し、リサイクル技術を欧州全土に展開することを目論む。さらに、戦略パートナーのエスター・インダストリーズとのインドでの合弁事業にも資金を活用する考え。
ループ・インダストリーズの100%再生PET生産技術は、PETをモノエチレングリコール(MEG)とテレフタル酸ジメチル(DMT)に分解し、再度PETに重合するケミカルリサイクルするというもの。すでに実用化されている。
【参照ページ】LOOP INDUSTRIES COMPLETES CONVERTIBLE PREFERRED FINANCING WITH REED SOCIETE GENERALE GROUP AND SELLS FIRST TECHNOLOGY LICENSE FOR AN INFINITE LOOP MANUFACTURING FACILITY IN EUROPE
【参照ページ】Societe Generale initiates EUR 1bn energy transition investment, acquiring 75% of Reed Management
【出所】Loop Industries
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