【アルバニア】政府、TikTokの営業を1年間停止。少年殺害事件が契機

　アルバニアのエディ・ラマ首相は12月20日、TikTokの営業を2025年初旬から1年間禁止すると発表した。営業停止の開始日時は未定。

　アルバニアでは、2024年11月に14歳の学生が同級生に刺殺される事件が発生。地元メディアは、同事件は2人の少年がSNS上で口論した後に起きたと報じており、TikTokには殺人を支持する未成年者の動画もアップされていた。但し、刺殺事件とTikTokの間に明確な関係性はない模様。

　これを受け、同国では、SNSが子供に与える影響について懸念が高まり、全国の保護者団体や教師から、TikTokの禁止を求める声が上がっていた。政府は1,200回以上の会合の場を持ち、今回の決定に至ったと説明している。

　同国政府によると、1年間の営業停止に対する同社や他国の反応を見た上で、同社の営業再開を認めるかどうかを判断するという。

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所