
アルゼンチンのマヌエル・アドルニ大統領報道官は2月5日、世界保健機関(WHO)からの脱退を表明した。新型コロナウイルス・パンデミック時の健康管理に関する「深い相違」を理由に挙げた。
同国のミレイ大統領は、2018年に結党したリバタリアン党の党首で、2023年の大統領選挙で勝利し、同12月に就任。米トランプ大統領の再選を「歴史上最も偉大な政治的カムバック」と称えており、トランプ大統領に共感を寄せている。また美玲大統領は、自身を「無政府資本主義者」と呼称している。
今回の発表では、「健康管理に関する深い相違、特に人類史上最長の封鎖に至ったパンデミック時の相違、一部の国の政治的影響力に直面した際の独立性の欠如 」が脱退の理由とし、WHOは「科学的な根拠なしに終わりの見えない隔離を推進した」と指摘。世界的に甚大な経済的被害をもたらしたとの見方を示した。
米国の2024年のWHO拠出金は約9.5億米ドル(約1,500億円)で総予算の約15%を占める。アルゼンチンは、約800万米ドル(約12億円)を拠出している。ミレイ大統領は、数日中に大統領令に署名し、WHOから脱退するプロセスを開始する見通し。また、他の国際機関の脱退についても否定はしていない。
また、アルゼンチンの国家安全保障省は、アルゼンチンのサルタ州に200mのフェンスを設置し、ボリビアとの国境を強化することも発表。移民政策でもトランプ政権と歩調を合わせている。
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