
米エネルギー省は3月24日、原子力発電の小型モジュール炉(SMR)の導入支援で、9億米ドル(約1,350億円)の補助金募集を開始した。SMRに対しては、前バイデン政権でも補助金を募集し選考が進められていたが、募集手続をやり直す。
今回の募集では、第3+世代軽水型小型モジュール炉(Gen III+SMR)の導入で、2段階に分けて補助金を支給する。まず第1段階では、電力会社、原子炉ベンダー、建設外車、エンドユーザー/オフテーカーから構成されるファースト・ムーバー・チームを最大2つ選定し、総額8億米ドルを提供。最初のプラント建設までを支える。これにより、SMR事業を盛り上げるとともに、国家核安全保障局と協力し、保障措置と設計によるセキュリティ・プロジェクトを進める機会にもする。
第2段階では、「ファスト・フォロワー」導入支援とし、第3+世代超高出力SMRの導入を加速するため、設計、許認可、サプライ・チェーン、立地準備等の主要な課題分野に約1億米ドルを支給する。
今回の手続は、2024年の選定プロセスのやり直しのため、2024年に応募した事業者も再度応募しなければならない。新規の応募者も歓迎されている。
また第4世代に位置づけられる高速炉の開発では、エネルギー省は3月12日、アイダホ国立研究所(INL)と日本原子力研究開発機構(JAEA)が、過渡炉試験(TREAT)施設において、高燃焼度高速炉燃料の安全性試験を20年以上ぶりに世界で初めて共同で実施したことも発表している。
同試験では、両機関は、日本の現在の高速炉設計で使用されている混合酸化物燃料と、米国で開発中で日本が関心を寄せている金属合金燃料の双方を対象とし、今後数年間にわたり、さらにいくつかの安全性試験を予定している。
【参照ページ】$900 Million Available to Unlock Commercial Deployment of American-Made Small Modular Reactors
【参照ページ】U.S. and Japan Perform First Fast Reactor Fuel Safety Test of 21st Century
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