
金融世界大手オランダINGグループは11月27日、シンガポールのパーム油大手ウィルマー・インターナショナルに対し、ESG指標の目標達成に応じて金利が引き下がるコミットメントライン融資(リボルビング・クレジット・ファシリティ)契約を締結したと発表した。INGグループは、ウィルマー・インターナショナルに対し、1.5億米ドルの融資を提供しているが、その一部をESG成果連動のコミットメントライン契約に切り替える。ESG指標達成はESG評価機関サステイナリティクス(Sustainalytics)が行う。
パーム油業界は、パーム油生産による森林破壊や人権侵害に対する懸念が高まっている。新たなローンでは、ウィルマー・インターナショナルESGに関し一定目標を達成すると、翌年の金利が下がる。INGグループは、ウィルマー・インターナショナルに対し、金利引下げというインセンティブを付与することで、ESG指標の向上を促す。またINGグループとしても、ウィルマー・インターナショナルのESGリスクが下がれば信用リスクを下げられる。
ESG連動型のコミットメントライン融資契約は世界でも比較的新しいアプローチ。INGグループは、欧州で今年3月からESG連動型のコミットメントライン契約を結んでおり、シンジケートローンでは医療やカカオの分野、バイラテラルローンではガスや電力会社ですでに実績がある。しかし、アジア地域では実施するのは今回が初。またパーム油業界でも初。
【参照ページ】Wilmar and ING collaborate on sustainable loan in Asia
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