
国際環境NGOグリーンピースの日本団体グリーンピース・ジャパンと環境NGO気候ネットワークは3月19日、日本で今後建設予定の石炭火力発電所について、排出される大気汚染物質の拡散を示すシミュレーションマップ「石炭汚染マップ」を公開した。建設予定の石炭火力発電所は全国で40基以上(合計設備容量20GW)。大気汚染物質としては、NO2(二酸化窒素)、SO2(二酸化硫黄)、PM2.5の3つを対象とした。
同マップは、建設予定の石炭火力発電所に関する公表情報、現在入手可能な地形・気象等のデータ、国立環境研究所の2014年県別大気汚染データを基に、米環境保護庁(EPA)が推奨する「CALPUFF大気汚染モデル」を用いてシミュレーションを行った。
グリーンピースは、米ハーバード大学教授との間で、石炭火力発電所の健康被害分析を実施しており、今回のシミュレーションでもその知見が活かされている。グリーンピース・ジャパンは「大気汚染による周辺住民への健康影響も懸念される」と表明。石炭火力発電所の新設計画の見直しを呼びかけている。
【参照ページ】40基以上の石炭火力発電所の新設で大気汚染が悪化 ——全国初の石炭汚染シミュレーションマップを公開
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