風力発電機世界大手デンマークのヴェスタスは9月3日、セネガル初の大規模陸上風力発電所の風力発電機を受注したと発表した。設備容量159MWで、西アジアでの風力発電所としても最大規模。セネガルの発電設備容量を15%増加させると期待されている。建設場所は首都ダカールから北東へ75km行ったところにあるティエス州タイバディーエイ。
発電所の設計・調達・建設(EPC)契約は、英再生可能エネルギー大手Lekelaが株式の過半数を持つ現地企業Parc Eolien Taiba N’Diaye。Lekelaはすでにアフリカ全域で1.3GWの風力または太陽光発電所の建設実績を持つ。Parc Eolien Taiba N’Diayeには、仏建設会社Sarreoleも出資している。
同発電所は、ヴェスタス製3.45MWのタービンが46基設置される。さらに同社は今後20年の発電所のメンテナンス契約「Active Output Management 5000(AOM5000)も受注した。これまでセネガルは輸入燃料による化石燃料火力発電に依存してきたが、再生可能エネルギー普及への起爆剤となる。ヴェスタスは、デンマーク政府の輸出信用与信機関EKFから1億4,000万ユーロ(約180億円)の保証も得た。
同発電所は、2019年夏から秋頃にかけて風力発電の建設を行い、2019年秋から2020年冬頃にかけて運転開始する計画。
【参照ページ】Vestas enters new market with 159 MW EPC order for the first large utility-scale wind project in Senegal
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