投資運用世界大手米ブラックロックは2月13日、ブラックロック財団を新設し、ブラックロック保有のPennyMac Financial Services株式5.89億米ドル(約640億円)分を同財団に寄付したと発表した。同財団は、この資産での運用リターンを基に、財団活動を実施していく。
財団の最初の活動としては、低所得層向けの預金サービスにフォーカスする。ブラックロックは2019年から、低所得者の短資融通のために有効な金融スキームを検討する「Emergency Savings Initiative」に5,000万米ドル(約55億円)を拠出した。同イニシアチブには、UPS、Uber、マスターカード、Etsy、Brightside、Acors、アリゾナ州立大学(ASU)が参加。消費者NGOのCommon Cents Lab、Commonwealth、Financial Health Networkも加わった。特に、ギグ・ワーカー、学生等の課題を検討する。
その他、ブラックロックはこれまでにも、ドイツ・フランクフルトでのITスキル研修・転職支援会社CodeDoor、失業中女性へ中南米で研修提供のLaboratoria、外国人専門家の就労支援 Upwardly Global、移民への無利子ローン提供RefuAid、アフリカ農村での植林支援One Acre Fund等に寄付してきていた。
【参照ページ】BlackRock Creates Foundation to Advance a More Inclusive and Sustainable Economy
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