スイス建築材料製造ホルシムは1月18日、米気候テック・インキュベーターグリーンタウン・ラボとパートナーシップ「Terawatt」を締結したと発表した。建築分野の環境技術スタートアップ企業への優先的なアクセスを確保し、ホルシムでの最先端技術の早期導入を図る。
グリーンタウン・ラボは、米マサチューセッツ州サマービルとテキサス州ヒューストンを拠点とするインキュベーター。気候テック・スタートアップ企業に対し、必要なリソース、知見、人脈、設備を提供している。
ホルシムは、Terawattを通じ、建築業界限定のピッチ・デーに参画。スタートアップ企業との交渉を強化。また同社は、グリーンタウン・ラボの業界リーダーシップ協議会にも参画。技術開発から市場投入までのリードタイムの短縮等で、グリーンタウン・ラボと協働する。
ホルシムはすでに、同社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)プログラム「MAQER Ventures」を通じ、スタートアップ企業数百社と提携。超高強度コンクリートから3Dプリンティングまで15分野の先進技術で、建築分野でのライフサイクル全体をカバーしている。
【参照ページ】HOLCIM PARTNERS WITH GREENTOWN LABS TO ACCELERATE CLIMATE TECH FOR SUSTAINABLE BUILDING