国際的にサステナビリティ関連情報を配信しているClean Techは、クリーンテック2014国際セッションを、2014年2月28日にイスラエルのアベニュー・エアポートシティで開催する。テーマは「今後20年間のスマートシティ」。
スマートシティとは生活インフラを統合し、より効率的な都市を作り上げる構想だ。議題は都市部のエネルギー効率、データのプライバシー、市内のスマートグリッドなどと多岐に渡る。クリーンテック2014会長Avner Adin教授は「世界中で人口の都市集中化は進んでいる。人口増加に対応するために都市のインフラを最適化し、より良い環境で生活するためには水やエネルギーの節約、そしてリサイクルを欠かすことはできない」と述べた。
戦後日本は、急成長と都市づくりを同時に成し遂げたとして世界の成長モデルとして賞賛された。結果として、大東京圏は、世界最大級の人口を擁するにもかかわらず、今でも渋滞は少なく、大気汚染も少ない。しかし、現状に甘んじることはできない。世界のスマートシティー構想では、再生可能エネルギーやエネルギー自給が大きなテーマにもなっている。東京という大都会の生活は、周辺地域からの電力供給に依存しており、原子力発電の議論は東京にとって大きなインパクトを与える。Clean Techには世界中のスマートシティーの取り組み事例が集まってきている。かつて世界から賞賛された日本も、他国から学ぶべきことはまだまだたくさんある。
【セッションサイト】CLEANTECH 2014
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