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【アメリカ】 2014年のエジソン賞、サステナビリティ技術が多数受賞

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世界のイノベーティブな開発者と商品に対して贈られる「エジソン賞」(Edison Awards)が5月1日発表された。エジソン賞の表彰は1987年から始まり、過去にはスティーブ・ジョブズなども受賞。2014年は個人大賞及び42のカテゴリーについて金賞、銀賞、銅賞が発表された。カテゴリーには、素材、消費財、エネルギー、応用技術開発、サステナビリティー技術などテクノロジー・イノベーションのほか、サービス・イノベーションも設けられており、幅広い「イノベーション」が表彰される舞台となっている。

最大の目玉である個人大賞(Edison Achievement Award Honorees)は、テスラ・モーターズとスペース・エクスプロ―レーション・テクノロジーCEOを務めるイーロン・マスク氏とレノボCEOの楊元慶氏の2名。イーロン・マスク氏は、実用レベルの電気自動車の開発、オンライン決裁サービスPaypalの開発、さらに民間企業での大規模宇宙ロケット開発などの業績が高く評価された。楊元慶氏は、レノボがIBMのPC事業を買収する意思決定を行い、買収後もThinkpadブランドのPC売上を急拡大したという業績が讃えられた。

カテゴリー賞では、3MやGEヘルスケア、ロジテックなど大手企業の開発商品が受賞される中、日本の筑波大学教授が経営するベンチャー企業「サイバーダイン」の介護用ロボットが科学・医療カテゴリー(治療法)でトップの金賞を受賞した。楽天メディアフォージが開発したアド・マッピング・プラットフォーム(AMP)もトーマツ・エジソン・マーケティング賞で銀賞を受賞した。

その他、各カテゴリー賞では、サステナビリティを向上させるための新たな技術や商品も多数受賞している。従来リサイクルが進まなかったプラスチックカップの再生利用を可能としたMicroGREENTM社のInCycle® Cup、 動物性・植物性を問わず繊維質物質をリサイクルして生成可能な強化素材ECOR®を開発したNoble Environmental Technologies社も表彰された。

サステナビリティに関するイノベーションに取り組む企業は数多い。その中でも今回受賞している企業においては、実用化に成功し実際に大手メーカーに採用されているところが少なくない。企業のサステナビリティ向上への取組が進むにつれ、それに貢献するための技術開発やサービス開発する企業にとっても大きなビジネスチャンスが生まれている。

【エジソン賞について】Edison Awards

【受賞者・受賞企業一覧】2014 Edison Awards一覧

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