マクドナルド・カナダは6月17日、今後同社で販売するフィレオフィッシュに使用する魚の100%をMarine Stewardship Council(マリン・スチュワード・シップ:海洋管理協議会、以下MSC)の認証を受けたものにすると発表した。
MSCは、持続可能な漁業の推進を目的として1997年に設立された国際非営利団体で、独立した第三者機関による審査を行い、基準を満たした会社や団体に認証とエコラベルを与える活動を行っている。この度、マクドナルド・カナダのフィレオフィッシュに使用されている魚の加工・流通過程の調査を行い、その源である漁場を審査した結果、「魚種資源の持続可能性」「漁場の生態系に与える影響」「漁場の管理システム」という3つの指針において基準をクリアしていると判断された。
マクドナルド・カナダでガバメントリレーション・サステナビリティ部門責任者を務めるSherry MacLauchlan氏は、「MSCとパートナーを組むことは同社にとって大きな意味があり、エコラベルは、この重要な課題に顧客を引きこむための良い方法となっている」と語る。
また、MSCアメリカ地区コマーシャルディレクターのGeoff Bolan氏は、「マクドナルド・カナダの約10年にも及ぶ、持続可能な漁業や世界の海の環境保護に向けての取り組みに拍手を送りたい。カナダのマクドナルド全店舗でMSCエコラベルが貼られたフィレオフィッシュが販売されることで、持続可能な漁業に向けての取り組みがより多くの人々に認知されることになる。それが、消費者のシーフードを選ぶ基準に変化を与え、最終的にはシーフード市場全体が持続可能なものとなるだろう」と述べた。
マクドナルド・カナダは、フィレオフィッシュの原料としてMSC認証の天然のスケトウダラを100%使用しており、カナダ全土の食品産業における魚の最大の買い手となっている。これで同社はマクドナルド・ヨーロッパおよびマクドナルド・アメリカに続いてMSC認証を取得したことになる。
【企業サイト】McDonald’s Canada
【団体サイト】The Marine Stewardship Council
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