ESG調査・分析のリーディングカンパニー、サステナリティクス(Sustainalytics)は7月29日、ラテンアメリカ地域における責任投資の概況をまとめたレポート “Inversión Responsable y Sostenible: Visión General, Prácticas Actuales y Tendencias(Sustainable and Responsible Investing: Overview of Current Practices and Direction)”を公表した。
本レポートは7月22日の記者会見で国連のSustainable Stock Exchanges Initiative(持続可能な証券取引所イニシアティブ、以下SSE)への参加を表明したColombian Securities Exchange(コロンビア証券取引所)の委託を受けて作成されたもので、ラテンアメリカ地域の金融業界においてSustainable and Responsible Investing(持続可能かつ責任ある投資、以下SRI)についての対話を促進するのが狙いだ。
現状はスペイン語のみの発行だが、本レポートはラテンアメリカの投資家の間で注目され始めているSRIに関する入門書にあたり、他地域におけるSRI拡大の背景や、現在コロンビアやラテンアメリカ全体で成長しつつあるSRI市場に対する洞察を提供している。また、責任ある投資を実行するための将来的な戦略についても言及している。
サステナリティクスのAlejandro Navarro氏は、7月22日に行われた記者会見で「本レポートの目的は、資本市場を個々の価値創造がより健全なシステムに貢献できる場所へと変えていくことであり、そのために投資業界がとることのできる行動の範囲を提示している」と語った。
サステナリティクスは、本レポート以外にもLatin Sustainable Investment Forum(LatinSIF)の設立に向けて地元の金融機関や組織と協力体制を築いてきたほか、コロンビアにおいて史上初となるサステナブルな企業トップ20ランキングの作成に向けてコロンビアの週刊誌Semanaとも提携するなど、ラテンアメリカにおけるSRIの促進に向けて様々な取り組みを進めている。
【レポートダウンロードInversión Responsable y Sostenible: Visión General, Prácticas Actuales y Tendencias(スペイン語のみ)
【企業サイト】Sustainalytics
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