米金融大手ウェルズ・ファーゴは8月5日、自社のグローバルフェロープログラム(社員の専門スキルを30カ国以上のNPOへ提供する国際的なボランティアプログラム)の更なる拡大に向けて、グラミン財団が展開するイニシアチブ、Bankers without Bordersに加盟したと発表した。
Bankers without Bordersはグラミン財団が2008年に設立したスキル・ベースド・ボランティアに関する国際イニシアチブで、”skillanthropy(スキルによる慈善活動)”の普及を通じて世界の貧困問題の解決に取り組んでいる。
Wells FargoにてGovernment and Community Relationsのトップを務めるJon Campbell氏は、「私たちWells Fargoは長い間、コミュニティに対し時間と資源を積極的に提供してきた。グラミン財団との協力はそれらをいっそう加速させる新たな機会になると思う。共に意義のある活動ができることを楽しみにしている」と語った。
Bankers without Bordersを通じ、Wells Fargoのグローバルフェローたちも自身のスキルや専門性を活かしてマイクロファイナンスや、貧困解決プログラムを展開する団体のサポートという貴重な機会を得られることになる。
グラミン財団のCEOであるAlex Counts氏は、「自社のリソースやコアコンピタンスを、世界の貧困解決のために活用しようとするWells Fargoの活動を賞賛したいと思う。Bankers without Bordersとの協力により、社員が彼らの専門知識や技術を活かすことでよりよい世界のために貢献し、貧困地域の人々が直面している問題と可能性に対する深い理解を得る機会になるだろう」と期待を寄せる。
同社はCSRの先進企業として知られており、フォーチュン誌のWorld’s Most Admired Company 2014(世界で最も賞賛すべき会社2014)、CR Magazine誌によるTop 100 Best Corporate Citizens 2014などをはじめ、これまでにも数多くの受賞実績を持つ。
スキル・ベースド・ボランティアはNPOやコミュニティへの貢献はもちろん、従業員への貴重な研修・教育機会にもなるため、同社だけではなく様々なグローバル企業がCSR活動の一環として積極的に取り組んでいる。
【参考サイト】Bankers without Borders
【企業サイト】Wells Fargo & Company
【参考サイト】グラミン財団
(※写真提供:Jose Antonio Perez / Shutterstock.com)
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