Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】国連グローバルコンパクト、Local SDG Pioneersプログラムを開始

shutterstock_289914062

 国連グローバルコンパクトは2月18日、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた複数年にわたる計画「Local Network SDG Action Plan(地域ネットワークSDG行動計画)」を公表した。同計画は、80以上におよぶ国連グローバルコンパクトのローカルネットワークをSDGs実現に向けた戦略の立案から実行までを支援するものだ。

 計画の中心となるのが、世界中で企業によるSDGsの実現に向けた行動を促す「Pioneers」と呼ばれるプログラムだ。同プログラムは、持続可能な開発に貢献しながらビジネスを成功させることができるということを示した地域のビジネスリーダーやチェンジメーカーを選定し、讃えるというものだ。Local SDG Pioneersに選定された人物は2016年の国連グローバルコンパクト・リーダーズサミットにおいて表彰される予定となっている。

 このグローバルキャンペーンは新たなSDGに関わる事業機会に向けて行動を起こしている個人を特定するために、地域における最高の事業リーダーとチェンジメーカーという2つの選定基準を設けており、国連グローバルコンパクトの参加団体もしくはPRME(責任ある経営教育原則)加盟校と関わりがある人物であれば誰でも立候補可能とのことだ。

 Pioneersの決定にあたっては、公的機関、民間、非営利の各セクターから選出されたPioneersの選定委員会が一連の基準に基づいて投票を実施し、ビジネスリーダー、チェンジメーカーのそれぞれのカテゴリで5人のファイナリストを選出する。その中で最多の投票を獲得したPioneerがリーダーズサミットで表彰され、さらに取り組みを深化させるために国連グローバルコンパクトとの1年間の協働プログラムに取り組む。

 国連グローバルコンパクトのエグゼクティブ・ディレクターを務めるLise Kingo氏は「我々の新たなLocal SDG Pioneersキャンペーンは、グローバルのゴールをローカルのビジネスに落とし込むことを目指している。SDGsの実現に向けて歩み始める際、国連グローバルコンパクトは先頭に立ってこれらのゴールの持続可能なビジネスイノベーションに向けたドライバーへの転換している」と語った。

SDGsで掲げられた目標はいずれも地球規模の大きな目標ばかりだが、その実現のためには世界各地の地域のビジネスリーダーやチェンジメーカーらの地道な取り組みやイノベーションが不可欠だ。どの地域でどんな活動を展開している人々がPioneersに選出されるのか、今後の展開が楽しみだ。

【参照リリース】UN Global Compact Launches “Pioneers” Programme as Part of SDG Roll Out Strategy
【参考サイト】Local SDG Pioneers
【団体サイト】UN Global Compact

(※写真提供:lornet / Shutterstock.com

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。