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【香港】金融諮問機関、香港をグリーンファイナンス市場の地域ハブに目指す提案 2016/06/10 最新ニュース

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 香港金融発展局(FSDC)は5月24日、報告書「グリーンファイナンスの地域ハブとしての香港」を発表、香港をグリーンファイナンスの先進的なセンターとして位置づけるための提案を行った。FSDCは2013年1月に香港特別行政区政府に設置された業界横断のハイレベル諮問機関であり、政策調査、中国本土における商業機会、ニュービジネス、市場開発、人材資源の5分野の委員会を持つ。

 グリーンファイナンスは、広い概念で使われており、一般的に持続可能で低炭素、気候変動に強固な経済を構築するプロジェクトや製品、企業に対し資金を供給する投資のことを指す。クリーンエネルギー、汚染防止、グリーン対応の建造物や交通、インフラやエネルギー効率の向上、持続可能な資源管理などがその例。廃棄物管理や持続可能な森林管理といった環境サービスも含まれる。

 今回発表された報告書では、香港が同分野に置ける先進的なポジションを得るための多くの提案がなされており、政府および民間セクターが発行するグリーンボンドのベンチマーク設定、グリーンファイナンスのアドバイザリー機関等の設置、同分野における国債会議の開催、大学および専門機関を通じたグリーンファイナンスの専門家集団の構成、プロジェクトや証券をカバーするグリーンラベルのスキーム構築等が含まれる。

 報告書では、COP21での世界的な気候変動に対する取り組みや、中国市場で需要が高まる環境投資に言及し、グリーン投資市場が今後活況を呈するという認識を示した。シンガポールと並びアジアでの巨大な金融市場となっている香港でも、グリーンファイナンス市場の活性化に向けた戦略が始まりそうだ。

【参照ページ】FSDC releases report on Hong Kong as regional green finance hub
【報告書】Hong Kong as a Regional Green Finance Hub

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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